健康管理の理想形は母子手帳??

現在、厚労省は国民の健康データベースを構築して健康管理に活用するために特定健診を義務付けています。目指すのは普段の各人の健康データ(バイタルデータ)とレセプトデータ(診療録)を管理して、例えば救急搬送されたときにそれらのデータを参考にして救急車内での応急措置に生かしたりたり、いきつけの病院以外で受診する時にも、その時の検査データだけでなく、今までの健診データ診療歴がどうであったかを即座に入手してより適切な診療を実現しようという主旨なのです。でも皆さんは気づいておられるかわかりませんが、ずっと昔から上記の趣旨を完全に実現した仕組みを当時の厚生省がすでに導入しているのです。今も利用されています。それは「母子手帳」です。沖縄在住の妊婦がある理由で北海道の病院に担ぎこまれた場合でも母子手帳を持っていれば、母子共々今までの体の状態やどのような治療歴があるのか一目瞭然で、処方薬のダブりだけでなく俗にいう飲み合わせの問題も簡単に回避できるのです。20年近く前になりますが、この母子手帳のような機能を実現するサービスの企画をしたことを思い出しだします。健診データはいいのですが、当時はまだレセプトデータを入手する物理的な課題が横たわっていて完成できなかったのです。(レセプトデータの標準化の目途が立っておらずデータ統合に途方もないコストがかかった)。20年遅れですが政府の手腕を拝見させていただきます。実現できれば健康管理は一気に進歩するはずです。