紀行

今年の正月、一年振りに飛騨高山を訪れました。去年とは別世界で市内に全く雪がありません。ここ30年間こんなに雪がふらないことはなかったとのことで、今夏の水不足が心配されるとのことです。今回も高山陣屋を訪問、去年一部しか説明が聞けなかった説明員さんの説明を聴くためです。朝一に申し出たところ、まだ誰も申し込んでないとのことで、なんと専属で説明を受けることに!!。しかも無料です、ラッキー。一時間みっちり説明を聴きましたが、今回一番印象に残ったのは日本の封建制度の徹底さでした。ご存知のように当時、士農工商 穢多非人そして別格の僧侶という身分制度がありますが、実際はもっと細かく規定されています。陣屋のつくりを見ても、入り口だけで10数か所あります。これは入口が多いのではなく、身分によって専用の入口があることなのです。代官用の他、上級武士、下級武士、庶民、妻子そして使用人そして僧侶、全て出入口が別です。使う部屋も違えば使う畳も大きく三種類+板間+土間に分けてあります。罪人の取り調べも庶民は土間、武士は板間、僧侶は別室といた感じ。体制を維持するため徳川幕府は徹底的に身分の上下に拘ったのですね。また武士は切り捨てご免という特権もありましたが、刀はいつも封をしっかりしてあり、封をほどくだけでも一苦労だった。それはもし切り捨てたとしても、その後仇討が認められていたため「切り捨てご免」とはいかずその後一生逃亡人生が待っているので、簡単に刀を抜けないようになっていたと聞きました。説明員さん、ありがとうございました

長野県で飲んだのは真澄 今錦 明鏡止水 女城主 木曽の梯 猿庫の泉 白馬八方黒菱といったところ。長野は酒どころというわけではないので、全般的に及第点そこそこ。ただし、一点明鏡止水はお勧め。でも一般的な明鏡止水ではなく、ここでいう明鏡止水は 「大阪のやまもと」という大阪の酒屋さんがコラボした明鏡止水の純米大吟醸です。やまもとでしか入手できないお酒。どこがいいかというと、とにかく辛口 真夏に飲みましたが、ぐびぐび飲めます。それでいてあと味すっきり。これが日本酒かと疑りたくなります。兵庫の「赤播磨 純米吟醸」とこの明鏡止水が双璧です。後にも先にも後味がいいのは今のところこの二つだけです。 

ヘルスケア

某専門雑誌によると、日本の大都市の中小病院の淘汰が始まっているとのこと。その原因は診療報酬体系が先進医療向けの大病院や個人医を優遇する傾向が強まり、その狭間にある中小病院が置き去りの形になり、経営が立ち行かなくなってきているとのことです。その傾向は大都市になるほど顕著で(地方は比較的低コストなので影響は小さい)、患者の回転率を高めざるを得ない状態。よって「普通の病気」で入院させることが経営的に非効率になり、できるだけ避けようとしているようです。加えて人件費抑制から中小病院の医師の退職に歯止めがかからない状況に陥っている。この影響は比較的入院加療の必要性の高い高齢者に強く出ていて、いずれ都市部で「入院難民」があふれるかもしれない とのことでした。高齢者にとって大都市はますます住みずらい所となっていくしかないのでしょうね

ブレイク

今年の正月にあわらの温泉で生まれて初めて大衆演劇を観劇する機会に恵まれました。別にファンというわけではないのですが、食わず嫌いはよくないと思ったのと冥途??の土産にはなると思ったのが理由です。昼過ぎから始まり三部構成で夜の八時半に終演です、休憩時間に温泉に入ったり、夕食をとったりしながらの観劇でのんびりと過ごしたのです。なかなかの盛況で夜の部以外はほぼ満席、予想通り高齢のご婦人が多かったです。もともとの根っ子は歌舞伎のはずですので、男性のみの演劇ですが、歌謡ショーの部分のみ女性が加わります。お芝居のストーリーとしては吉本の時代劇版みたいな感じ、本家の歌舞伎と違ってお笑いの要素もそれなりに入れ込んだ構成です。大衆向けとしては必須なのでしょうね、と納得。歌謡ショーでは、お決まりのおひねりを兼ねた花の首飾りをおばさまがお気にいりの役者に掛けてあげる風景。後バックミュージックは演歌だけと思っていましたが、ロックはないですがニューミュージック系が三分の一ほどあり、やはり時代に合わせないの生き残っていけないのかな、と推察。私は宿泊者なので無料でしたが、観劇だけだと三部作で一万円以上の料金のようです。半分以上は温泉の客と思われ、顧客サービスの一つになっているようでした。ファンにはなりそうにありませんでしたが、いい経験をさせてもらったと思いますし、おばちゃんが熱中するほど美形の男役、女形が揃っていたのも事実です。皆さんも一度はいかがですか